ズバリ!行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は〇〇時間!

行政書士試験

こんにちは。今回は難関国家資格の一つと言われている行政書士試験に挑む社会人の勉強時間について書いていきます。あくまで「社会人」ということが前提です。

僕自身が合格した時の状況を簡単に書きます。

2022年10月に行政書士試験の勉強を開始し、2024年(令和6年)11月に実施された試験に2回目の挑戦で合格できました。
当時は会社員として中小企業に総務として勤務しており、往復の通勤時間は車で2時間かかりました。幸い残業はほとんどなかった(しなかった)ため、夜は大体18時半ごろには帰宅していましたが、夫婦共働きだったことや、小学校低学年と未就学児の子供がいる中で家に帰ってきても家事などすることも多く、椅子に座って勉強できる時間は多く取れませんでした。

おそらくこの記事をご覧になっている方の多くも似たような状況ではないかと思いますし、残業がほとんどなかった僕より厳しい状況で勉強に励んでいる方も多いと思います。

そもそも1日の勉強時間はどれぐらい確保したら良いの?

理想は「平日3時間」、「休日は5時間勉強」だと思います。とは言え、これがまた実行するのが難しいですよね。そのお気持ち、よくわかります。 

僕の場合は家族の理解と協力(と、犠牲。。)もあって平日は2時間~2時間半、休日は土日のうちどちらかは終日勉強時間として6時間~8時間程度勉強しました。
(ちなみに 元々お酒が大好きというわけでもなかったので受験期間中は断酒しました。お酒を飲んだら気分がフラフラになってしまうので勉強どころじゃなくなってしまうんですよね。その代わりノンアルコールビールを飲むようにしていたら、アルコールを受け付けない体になってしまい、今では付き合い以外ではほぼお酒は飲みません)

勉強に話を戻します。

僕の場合、当初は夜型だったので平日は21時ごろ(早ければ20時半)~23時ごろまで勉強していましたが、最後の方は眠くなって集中力が切れてしまい意識を失うように寝てしまいました。「これでは意味がないな」と思って、夜は22時頃に就寝し翌朝は4時半~5時ごろから6時まで勉強する方針に変更しました。(会社員時代は7時過ぎには家を出ていました)

結果的にこの朝と夜の勉強は自分には合っていたように思います。

朝勉、夜勉どちらも時間が短い分、集中して勉強できましたし朝は眠くて布団から出るのが大変でしたが、頭が冴えていたので勉強するには良い時間帯でした。朝日を浴びるのも気持ちが良いですしね。
夜も眠くなって意識が飛ぶという事がなくなりました。いずれの勉強時間も集中出来ていたんだと思います。

2年目は自習室がある予備校でお世話になっていたので休日は妻に無理言って自習室に行かせてもらいました。自習室がある予備校とはいえ通学講座ではなく、東京の先生の授業を通信で受講していたため、普段自習室に行く必要はなかったのですが、自宅で勉強するとどうしても子供が近寄ってきたり、つい横になってしまったりしてしまうので強制的に勉強する環境を作るべく自習室にこもりました。 

少し話は逸れますが今となっては笑い話と言える自習室の思い出があります。
毎回自習室が開くと同時に教室に入っていたのですが、なぜか渡される番号札は2番ばかりでした。それにもかかわらず既に一人いる。。
若干フライング気味に教室に入っても1番はもらえず。きっと1番の人は自習室に住んでいるんだろうなと思うようにしました。あの人は一体何者だったんだろうかと今でも不思議です(笑)

結局合格するまでの勉強時間はどれぐらいかかるの?

これは色々な時間がネットで書かれていますが、一般的には1000時間が妥当なラインなのかなーと思ってます。

僕は2年間で1900時間の勉強時間でした。この1900時間というのは2年間の累積ですが、1年勉強して翌年再チャレンジとなった時は最初から勉強しなおすという流れになるので、おおよそ年間の勉強時間は1000時間程度と考えて良いと思います。
僕の場合は1年目が900時間、2年目が1000時間でした。
(当時は往復2時間の車通勤で、その間は音声で講義を聞いてましたが、耳学の時間は通常の勉強時間の半分として計算していました(例:往復2時間耳学しても勉強時間としては1時間としてカウント))

人によっては講義を聞いているインプット時間は勉強時間にカウントしないという方もおられるようですが、僕の場合はインプット時間もカウントしていたし、「LECの横溝先生に相談だ」など、youtubeでも勉強になる時間は勉強時間としてカウントしました。なので、耳学を除いて椅子に座った勉強時間や隙間にスマホで勉強する時間を考えると実際は2年間で1400時間程度だったのではないかと思っています。 

ネットでは「500時間で合格した!」とかありますが、それはそれで事実かもしれませんがレアケースだと思います。また3か月で合格している人もおられるようですが、その3か月は猛烈な勉強時間だったでしょうし、なかなか普通の人がまねできるものではないかと思っています。

合格するために必要な時間は当然ながら人によって大きく異なります。乳幼児がいたら勉強になりませんし、残業が多い人や夜勤など不規則勤務している人はなかなか思うように時間が取れないと思います。
時間の捻出が社会人受験生の大きな課題であり、隙間時間をいかに有効に使うかが合否を分けるのは言うまでもないのですが、やはり細切れに隙間を利用するよりは、1時間ぐらいしっかり椅子に座って勉強する方が同じ1時間でも習熟レベルは全然異なると思います。 

何が言いたいかというと、例えば1000時間で合格できるとしても、隙間時間を駆使している人の方がどうしても記憶の定着などを考えると合格率は低くなってしまうのではないかということです。 

よって、「未就学児などまだ親の世話が必要な子供がいるフルタイム勤務の社会人が行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は年間約1000時間が一つの目安」だと思います。 
※これは予備校を利用した実体験を元にしていますので、独学の方はもう少し時間がかかるのでは?というイメージです(独学の経験がないため、あくまでイメージですが)

隙間時間で思い出しましたが、一度キッズルームで子供を遊ばせながら、隅っこで四つん這いになってテキスト開いて勉強を始めたことがありました。
ところが自分の子以外にもたくさんの子供が興味津々で寄ってきて勉強にならなかった思い出があります。
いくら隙間時間を使うといってもさすがにキッズルームでは無理だなと感じた瞬間でした(笑) 

行政書士試験問わず、難関国家資格を受験する場合、一発合格は素晴らしいですし、すぐに合格できることに越したことはないですが、家庭や職場環境、ご自身の体調などによって受験生それぞれで当然ながら状況は異なってくるので、年間1000時間を一つの目安として勉強してみるのが良いのではないでしょうか。

最後までお読み頂きましてありがとうございますした。

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