こんにちは。
今回は勉強するにあたって通信講座、通学講座、独学のメリット・デメリットについて書いてみたいと思います。
勉強する方法って本当に人それぞれですよね。以前ベッドに寝ころびながら勉強するという方がいるのを聞いて驚愕したことがあります(笑)。
どれが正解とかはないと思いますが、メリット・デメリットはあると思いますし、勉強する人によって生活スタイルや家庭環境、住居地など条件も様々なので、今回の記事がご自分にあった勉強方法を見つける一つの参考となればと思っています。
それではいきましょう。
通信講座
メリットは独学ほどではないにせよ、コストが比較的抑えられるということでしょう。
僕は行政書士試験の勉強1年目は通信講座のみを行っているフォーサイトにお世話になりました。独自の校舎を持っていないのでその分の維持コストを他に回せるというのもあるのでしょう。通信環境は快適でしたしマイページも充実するなど、やはりネット環境にはとても力を入れているのは間違いないと思います。
その他、通信講座はスマホさえあれば、いつでもどこでも勉強できるというのは、特に忙しい社会人にとっては便利だと思います。トイレの中でもさっと問題解いたりできますからね。
デメリットは「孤独を感じてしまう」ということでしょうか。
でも、その孤独感も感じないように各予備校は工夫をこらしているので心配することはないです。フォーサイトは普段通信講座で授業をしている先生がライブ中継をしながら皆で問題を解くという時間があって、その場で正答率や先生の解説講義を聞くことができますし、受講生同士が好きにチャットで会話できる機能もあったりと、「自分は一人じゃないんだ」「みんな頑張って勉強してるんだな」と一体感を感じながら、尚且つ気持ちも新たに楽しく取り組めるイベントがありました。
何度も参加しましたが本当に楽しかったです。
他のデメリット…になるかわかりませんが、質問が都度メールや専用フォームでのやり取りになってしまうことでしょうか。多くの場合メールなどでの問合せになると思うので、それ自体は特段デメリットとは思いませんが、メールなどの問合せの時に、明らかに解答してくれる先生が異なっているなと感じる文面で返ってくることがあります。
多数の受講生を抱えているため、仕方ないことだとは思いますが「この前の先生の返信はわかりやすかったけど、今回の先生はどこか冷たい印象を受けるな…」といったことを感じたことはありました。
通学講座
一番のメリットはやはり先生の生講義を受けることができること。
一定の緊張感も維持しながら受講できるので授業に集中できますし、先生が説明している中で目が合った際にこちらが理解できずぽかーんとしていると、それに気づいた先生が別の角度から改めて説明してもらうといった、いわゆる空気を読んでくれる授業は勉強環境としては非常に大きなメリットであり通学講座の魅力ではないでしょうか。
二つ目のメリットは勉強のリズムを強制的に作ることができること。毎週特定の曜日の時間は必ず授業を受けるというリズムができるため、継続することが苦手でも半強制的に勉強時間を確保することができます。三つ目として勉強仲間ができるということ。これは行政書士試験など一年に一度という試験に向かって長丁場の受験勉強期間を過ごしていく中でモチベーション維持するには大きいメリットであると思います。
僕自身、通信講座で受講しながらも校舎が近くにあったので、自習室ばかり利用しに校舎に通ってました。
すると時間によっては隣の教室で行政書士の通学クラスの授業をやってるのが聞こえる時があるんです。笑い声が聞こえたりすると「勉強仲間がいて楽しそうだなー」って思いますし、休憩時間は仲の良い受講生同士で食事に行ったり、授業後に先生とクラスのみんなが談笑している姿を見ると、同じ校舎で同じ行政書士を勉強しているにも関わらず輪に入れないことが寂しく感じたりしたこともありました。
そう考えると通学生は仲間同士の強い結束が感じられたので楽しそうでしたよ。本試験終了時もたまたま通学生の仲良し集団を見かけましたが、皆で試験結果を話していたのでしょう。その時も羨ましく思えたものです。
デメリットはメリットの反対的側面ですね。一番はやはりコストが高いことでしょう。これは教室を維持している(スタッフさんも常駐してくださっている)からやむを得ないと思います。
また先生が固定されているため、全国規模で有名な先生の授業ではなく、基本的に通学する校舎にいる先生の講義を受けることになるので通学を選ぶと選択肢がありません(僕のように校舎は近くにあるけど、あえて通学せず東京の先生の授業を通信で受講する人も少なくないと思います)。
あとは授業がある日時が特定されているため、欠席しづらいということ。例えば子供の学校行事などと被ると、どっちを取るか悩みます。
「欠席フォロー」というのもあるので後から受講することもできますが、毎回の授業を録画しているわけではないので、別の先生の講義で補習したり、補習までに期間が開いてしまったりするのもデメリットかと思います。
また、勉強仲間ができるのは良い側面があるものの、仲良くなったが故に勉強とは違う話で盛り上がって脱線したり、意味のない飲み会が開かれたり、ネガティブな慰め合いをしてしまうこともあるかもしれません。
独学
メリットは言わずもがなコストを抑えられることでしょう。自分の選ぶテキストや問題集、試験六法ぐらいしかかからないと思います。
今はわからない部分もyoutubeで補完できたりするので、独学とはいえ情報入手は容易になってきたといえるかもしれません。それに黙々と自分のペースで進めたい方にとっても独学はメリットといえます。
デメリットは相談相手がいないことが挙げられると思います。ただSNSで情報交換したり、独学の方向けの動画チャンネルなどで質問できたりと、必ずしも自分ですべて解決すべきというわけではないので選択肢はありそうです。
まとめ
以上を表にまとめるとこんな感じでしょうか。
通信 | 通学 | 独学 | |
コスト | 〇 | × | ◎ |
勉強への集中環境 | 〇 | ◎ | △ |
勉強仲間 | △ | ◎ | × |
先生との距離感 | △ | ◎ | × |
勉強方法として通信、通学、独学と3パターンについて書いてみましたが、僕の個人的感想を言うと、通学とまではいかなくても予備校を利用した方が良いと思います。
※通学できる校舎にカリスマ先生がおられるなら絶対通学が良いと思います。毎授業後に質問だってできるしモチベーションもあがるでしょう。
資格試験はなるべく早く合格したほうが次のステップ(開業)に進めるので良いです。早いに越したことはないです。
それならば「時間をお金で買う」という意味でも自己投資と考えて予備校へ申し込んで、なるべく最短ルートで合格を目指した方が良いのではないでしょうか。
冒頭にも書いた通り、人それぞれ生活スタイルや環境、居住地や経済的な理由など状況が異なるので、正解はないかもしれませんが、ご自分にあった環境を選ぶ一つの参考にしてもらえればと思います。
今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。