こんにちは。
一生懸命勉強しても、悲しいくらい(時にはすがすがしいくらい?)綺麗に忘れてしまうという経験をしたことないですか?
僕は何度もあります(笑)
せっかくじっくり読んで理解できて、「もう次回からは大丈夫だ」と思っていても、次回テキスト見返したら綺麗さっぱり忘れてる。何なら「あれ?こんなの習ったっけ?」と思いつつ復習すると、しっかりメモを書き込んでいる。しかもそのメモ書きの文字は自分の筆跡のようだ…うそだ。信じたくない!前に一度勉強していたなんて信じられない!…と思ったことは一度や二度ではありません。
きっとこの記事をご覧になっている方も共感 してくれていると思います。
でもね、人間ってそもそも忘れる人間なんです。そういう風に脳もできているんです。だから忘れることは悪い事ではないんです。大切なのは忘れそうになった時にしっかり復習すること。そして普段は忘れていても、試験本番では思い出せるようになっていれば良いんです。それはきちんとした復習ルールを理解して勉強すれば必ずできるようになるんです。
勉強したことを忘れてしまう理由と、対策について記事にまとめてみましたので、さっそく見て行きましょう。
忘れてしまう原因はこれ!「エビングハウスの忘却曲線」
「勉強したことを忘れる」という経験をした方であれば、きっと一度は見聞きしたことがあるであろう「エビングハウスの忘却曲線」
これを見ると愕然としますよね。

なんと勉強した20分後には約4割を忘れてしまいます。その後も急速に忘れていき、1日経つと8割弱を忘れるという。もうね、愕然としますよね。
ただ曲線をよく見ると1か月後には2割程度は記憶が残っているんですね。ということは、1日経過してからの忘却曲線は緩やかに進んでいき、その後は2割程度は記憶として残っているとみることができます。
「じゃ、2割の知識で良いや」…と、妥協していては試験に合格することができないので、どうするかってことを考えることが大事になります。
そこで出てくるのが2週間後に再度復習をすること。本来なら2~3日後に復習した方が良いかもしれませんが、そう毎日復習していると特に科目数が多い行政書士試験ではちっとも前に進まなくなってしまいます。時間が潤沢にある人なら復習できるに越したことはありませんが、多くの人は日々何とか時間を捻出して勉強している人がほとんどでしょう。
なので2週間後にきっちり復習して2割だった記憶を再度思い出す訓練をするのが必要不可欠なのです。これは僕が予備校で授業を受けていた時に先生が仰っていた勉強方法で、僕もこの「2週間」というルールをしっかり守って勉強しました。実際すごく効果はあったと思っています。
ズバリ!復習タイミングは2週間後
2週間後って、絶妙なタイミングなんですよ。「あー、そういえばこんな勉強したな。何だったかな」と頭を捻るのがちょうどこのタイミング。
行政書士試験の勉強では多くの科目をこなさなくてはいけません。勉強を進めれば進めるほど沢山の科目を復習することになるので、この2週間というのが絶妙なんです。とはいえ、勉強を進めていくとどんどん復習が増えてくるのでしんどくなってくるのは事実です。
そこで僕が勉強や復習をしっかり進めていく中で進捗管理をどうやって行っていたかというと、「手帳」です。アナログですけどね。これが一番でした。
手帳に書いた内容もシンプルでした。
僕の場合は6月までに憲法・基礎法学、民法、行政法と一通り進めて、その後の夏以降は曜日ごとに科目を分けて勉強していきました。
その日勉強した内容をメモし、2週間後に同じ内容を書きました。勿論この2週間後に書いた内容は復習のためです。それを毎日積み上げていきます。
そして、その2週間後の復習のタイミングでは一体何をしたのか?というと、全く同じ勉強をすると時間がいくらあっても足りなくなるので、講義を見た場合は講義を倍速でみたり、講義内容のテキストを読んだり、はたまた問題を解いていた場合は、2週間後に改めてその該当箇所の問題を解く。といったことをやっていました。
大事なのはこれらをきちんと徹底して守る。これに尽きると思います。
これこそがコツコツ勉強するという事だと思います。
忘れないこと=暗記が大切なのではなく、思い出せるようにすることが大切
そもそも勉強する上で「覚えること(暗記)が大事」とはいえ、完全に覚えてしまうことを目標にすると勉強がとてつもなくしんどくなってくると思います。
ここでいう「覚える」というのは、普段は頭の中から消えていても、それに関連する文章や問題が出てきたときに、すっと頭の引き出しが開いて覚えておくべきことが「思い出せること」が重要だと思います。
大事なことなのでもう一度書きます。大事なことは「すべて丸暗記することではなく、必要な時に思い出せること」です。
その為に一度勉強した内容を2週間後にもう一度復習する、これを何度も繰り返すことが本当に大事です。僕もこの「2週間後に復習」という習慣は本試験まで継続して行いました。
まとめ
実際勉強やってみると、「うわー忘れてるわ」って自分が嫌になってしまうことなんて度々あります。勉強したことがある人ならわかりますよね。
自分自身で直視したくないような現実を突きつけられるし、自らその現実を直視するのは非常に辛いです。でも、何度も復習してると当初の2割しか覚えていないという事実から少しずつ記憶が定着していきます。
それがぱっと思い出せなくてもキーワードや問題文から「あ、これは復習した〇〇のことだな」と思い出せるようになる。勉強していると自信を失って「あー、自分はなんてダメなやつなんだ」「試験なんて絶対合格できないよ」と落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、この2週間後の復習は非常に有効な勉強方法ですので是非試してみて下さい。
良いですか?大事なのはすべてを暗記することではなく、「必要な時に思い出せるように訓練する事」です。その為に2週間後に繰り返すことを地道にコツコツやっていきましょう。
今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。