こんにちは。
今回は「行政書士試験に合格するためには大体どれぐらい勉強したら良いのか」について記事を書きたいと思います。
勉強を続けていると理解しては抜けていき、点と点は徐々に出来上がるものの線としてつながることはなく出口の見えない暗いトンネルの中を、ただただ彷徨っているだけのように感じることはないですか?僕はずっと感じていました。
出口と思しき明かりがどこにも見えないんです。自分が進んでいる先に出口はあるのか?この道で間違ってないのか。不安は尽きませんでした。
「いったい、あと何時間勉強したら理解できるようになるのか。合格できるようになるのか」できることなら時間が示されていれば少しは気持ちも楽になるのに。そんなことをよく考えていました。
勿論、その人の生活環境や下知識など、人によって様々なので明確な時間はないと思いますが、会社員(残業ほとんどなし)+夫婦共働き+幼い子供を2人抱えた状態で、合格までに2年を要した僕の実例を元にご紹介します。
それではいきましょう。
一般的には1000時間が妥当なラインか
行政書士試験に合格するにはどれぐらい勉強したら良いか。ネットではいろんなことが書かれていますが、おおよそ800時間~1000時間が一般的ではないでしょうか。中には300時間とかありますが、これは例えば司法試験や司法書士試験などで知識の地盤がある人じゃないかと推測しています。
個人的見解ですが、600時間(耳学は除く)ぐらい勉強すると何となく、ぼんやりとわかってくるようになると思います。これは、おおよそ全科目の講義や問題を1周程度は終わっているぐらいではないかと思います。
最初はほとんど理解できなくても当たり前ですので、「何となくぼんやり」や、「〇〇はさっぱりわからない」と、苦手な個所がある程度見えてくる時期ではないかと思います。これらの状態は合格までのプロセスでは必要不可欠且つ避けて通れない道だと思います。
600時間ぐらい勉強してもわからないところがあるということで不安になり、「自分はやっぱりだめなんじゃないか」と思ってしまうことがあります。また夏ぐらいになると、そろそろ模擬試験があったりして結果に一喜一憂して自信をなくしたりすることもあるかと思います。
僕はそもそも勉強時間を一つの目安として気にはしていましたが、最初から1000時間程度はかかるだろうなと思っていました。学生時代は勉強が得意でもなかったし、法学部でもなかったので法律を勉強するのは初めて。そんな人が世間でいう合格ラインと呼ばれる勉強時間をこなしたとしても自分には無理だろうなと思っていたので500~600時間は通過点でしかありませんでした。ただただ淡々と勉強を過ごしました。
それに同じ時間勉強しても、例えば1日のうち2時間はがっつり机に向かって勉強できる人と、スマホなどで隙間時間を駆使してやっと2時間確保できる人や、隔日で4時間確保できる人とを比べたら、やっぱり毎日2時間コツコツ勉強できる人の方が圧倒的に有利だと思います。
みんなそれぞれ勉強できる時間や境遇は異なるので時間は一つの目安でしかないですよね。
【実例】結局合格するまでに要した時間は?
僕自身は結局どれぐらい勉強したかと言えば、最終的に合格するまで1900時間かかりました。
ただ、この時間には耳学としておおよそ400時間程度は計算しているので、机に向かった勉強時間でいえばおおよそ1500時間程度ではないかと思っています。ちなみに僕は朝晩をそれぞれ1時間ずつ、加えて当時は往復約2時間の車通勤だったので、運転中は耳学といったことで平日は過ごし、休日はどちらか1日を自習室で6時間~8時間程度過ごしていました。これらを続けると年間約900時間弱になります。それ以外の上積みは直前期として2か月前ぐらいは勉強時間も増やしました。
とは言え普段から仕事をしながら勉強している人は捻出できる時間のほとんどを既に勉強時間に充てていると思うので、直前期になったからと言って単純に勉強時間を増やすことなんてできないですよね。僕も増やしたとは書きましたが平日はもう増やそうにも増やせなかったですし(睡眠時間は削らなかった)、しいて挙げれば普段は週末どちらか1日だけ自習室に行ってたのを、直前期は両日とも自習室に通った程度です。
まとめ
最終的に僕の場合は1年目が900時間、2年目が1000時間の計1900時間で合格できました。
合格したといっても本試験の結果は188点という、まあまあギリギリだったのである程度余裕をもって合格ラインに乗ろうと思うと2000時間は見ておいた方が良いかもしれません。 受験勉強している方の一つの目安になれば幸いです。
今はまだ暗闇の中で彷徨っている方、それ普通ですので過度に心配しないで大丈夫ですよ。特に500~600時間はちょうどトンネルの中だと思います。
一つの目安として1000時間程度を通過点と思って良いと思いますので、引き続きたんたんと勉強を頑張っていきましょうね。いつもお疲れ様です。
今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。