行政書士試験の民法はこう勉強する!合格者が実践した学習法 

行政書士試験

こんにちは。 
今回は行政書士試験の民法の勉強について僕の考えを書きたいと思います。 民法、、難しいですよね。個人的には一番苦手でした。行政書士試験は行政法がメイン科目として重点的に学習するのがセオリーだと思いますが、僕は民法も同じぐらい力を入れました。択一の数は圧倒的に行政法の方が多いですが、民法は何と言っても記述があるんですよね。記述で2問、40点もあるので、かなりしっかり勉強しておかないと苦しくなるだろうなと思ったからです。

理想を言えば択一のみで180点を超えたいところですが、なかなかハードルが高いので最終的には記述待ちになるだろうなと予想はしていました。そうなった時に完答できなくても部分点で合格ラインを超えるように持って行く必要があります。その為には民法の40点を取れるだけ取っておく為にも民法には苦労しました。

結果的に僕の場合は、記述のみ(行政法の1問も含めてですが)で28点取れて、何とか合格ラインを超えることが出来ました。民法の2問でどれぐらい部分点がもらえたかわかりませんが、ぎりぎりだったとは思います。

僕なりの学習方法なので、人によってやり方は異なるかと思いますが、一つの参考となればと思います。

それではいきましょう。

民法の学習はとにかく手を動かして図を描く

僕が民法の学習を苦手としていた中で、特に何が苦手だったかというと、登場人物が複数出てきてくることさらに登記があっちこっち移動するのが苦手でした。なので物権変動は本当に苦手。あとは債権債務や保証なども複数名登場するとわけがわからなくなりました。 
※耳学をするには民法は不向きだと思いました。頭の中のイメージだけでは理解が難しいのと、集中しすぎると運転中などは本当に危険なので民法の耳学は途中であきらめました。 

登場人物が増えてくると頭の中だけで考えていても収集がつかなくなるので、図に描いたほうが良いです。 

おそらくどの予備校の先生も図に描いて説明してくださると思います。先生が説明しながら矢印を引っ張って説明してくれるので、その説明を聞きながら自分でも描けるようにイメージをしながら勉強についていくと良いと思います。最初はうまく描けませんけどね。それでもいいんです。 

ただ先生が描く図はできるだけ丁寧に書いてくださることが多いので、そのまま真似すると勉強中はまだしも、模擬試験や本番では丁寧に書きすぎて時間がかかってしまいます。試験はなるべく短時間でパッパッと次の問題に取り掛からないと時間が足りくなくなってしまうので、図を描く場合でも登記を、わざわざ「登記」と書かずに、カタカナのトを丸で囲むだけにするなど簡略化することをお勧めします。 自分さえ理解できれば良いので記号みたいな印で十分だと思います。

民法は暗記に頼るのではなく理解が必要。その為には多くの問題を解く

民法は行政法と違って、算数的な要素があるため問題を暗記することは論外ですが、問題の過程からきちんと理解しておくことが重要です。 

その為には民法のいろんな問題を幅広く何度も解くことが重要になってきます。何度も何度も解いて、例えば登記の動きがどうなっていくのか、登場人物で誰がいつのタイミングで出てきたら、どのように動くのか、をしっかりと頭に刷り込ませていくという地道な作業をつづけていきます。 

民法は判例知識がほとんどないので暗記というよりは何度も勉強して体に染み込ませる必要があるという点では他の科目とは少し違う要素があると思います。行政法はたんたんと記憶していくことが重要であることに対して、民法は違うので苦手意識を持つ方が多いように感じています。
とはいえ、民法は行政法に次ぐ配点があるし、何といっても記述で2問出題されるので無視するわけにはいきません。 

民法の記述問題を勉強するとわかってくると思いますが、過去の記述問題の解答を暗記してもほとんど意味がありません。なぜなら同じ問題はまず出題されないから。 

記述で求められているのはきちんと理解した内容をアウトプットできるか、であり肢別のように「何となくこれが解答かな?」といった、ある種の勘が通用しません。
こういった理由もあって民法はただ暗記するだけではなくて理解することが大切になってくるんですね。理解がきちんとできていれば、例えば物権変動で登記があっちこっちいってもきちんと解答を求めることができる。そのためには特に勉強の最初の段階では図を描いて手でしっかり追って行って解答を導き出す。こういった作業が必要になってくるんだと思います。100%すべての事柄について理解することが理想とは言え、さすがにそこまでは無理だとしても部分点は狙いに行かないといけないわけなので、一通りは頭に入れる必要があります。

まとめ

えらそうに書いてきましたが、冒頭にも書いた通り僕は一番民法が苦手でした。

苦手科目は作らないように気を付けていたつもりでしたが本当に苦手になってしまい、勉強中は何度も同じ問題を間違えたり問題集を投げつけてやろうかと思うぐらい苦労しました。 

合格した後の予備校主催の祝賀会で先生にサインをもらいましたが一番苦労した民法の問題集にサインしてもらいました(笑) 

民法は多くの方が苦手とする科目ですので、決して「自分は民法が理解できない駄目な人間だ」なんて思わず、何度も何度も繰り返してコツコツと理解を深めていってくださいね。いつかきっとブレークスルーを起こす日が来ます。僕も最後の本番試験では9問中6問正解と、最低合格ラインを超えることができました。 
民法の講義を初めて聞いたときは「これは日本語の講義なのか?」と本気で思うぐらい意味不明な内容だったにもかかわらずです。 (ちなみに僕の場合、問題集を最大12周しました。問題集以外にも復習ドリルというのがあったので、実際問題を解いた回数は20周は超えていたと思います。それらを講義を何度も繰り返し聞きながら勉強しました)

この記事を読んでいる方は少なからず民法の学習に困っていて壁にあたっているかもしれませんが、きっと理解できるようになります。あきらめずに頑張っていきましょう! 

今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。 

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