こんにちは。
今回は僕が第二の人生として障害福祉を選んだ理由について書きたいと思います。
元々医療や福祉には興味があった
子供の頃から医療や福祉には興味がありました。
ですが当時は様々な人が医療や福祉の世界を支えているということが理解できず、単純に「医者になれるほど頭もよくないしなー」、「看護婦さんは女性だしなー(僕の子供の頃は看護師さんというのは一般的ではなく、多くの女性が従事していたことから(看護婦さん)という名前が一般的でした)」という理由だけから他の多数ある仕事を知る事も、また努力をすることもなく早々に諦めていました。
老人福祉や障害福祉においても「実際、自分が面と向かってご利用者様と対峙した時。心穏やかに接することが出来るだろうか」という問いに対して、「できる」という自信が持てず、結果的に違う業界(長らくコンピューター関係に従事していました)でズルズル仕事をしていました。
障害福祉に関心を持ったきっかけ
この仕事をして感じているのが、障害福祉に携わっている方には「身内やお子様が障害福祉にお世話になっている」という方が少なくないということです。
かたや僕はと言うと、身内や身近に障害を抱えた方はおらず、僕自身の人生の中でもあまり接点がなかったような人生を歩んできました(気づかなかっただけかもしれません)
ですが、やはりテレビやふとした時に、医療や福祉に携わっている方や、ご本人の真摯で一生懸命な姿を見て心打たれたり、素晴らしいなと感じ、またその世界の中にいる方へある種の羨ましい気持ちもありました。それが表面上の綺麗ごとだけしか見えていなかったとしても。
そんな中、趣味でやっていた水泳の中でのある大会で、健常者に交じって一生懸命が泳いでいる方の姿、そして最後は会場全員が応援し拍手が沸き上がったあの瞬間。鳥肌が立ったあの光景は今でもはっきり覚えています。
事務所HPにもきっかけを書いております。
https://s-maron.com/aisatu.html
行政書士として事業所運営のお手伝いをすることで、障害福祉の世界に少しでも貢献することができるのではないか。それなら自分でもできることがあるのではないか。
これからの第二の人生は、今まで躊躇していた福祉の世界に「今度こそ飛び込もう!」と心に決めたのです。無謀かもしれませんが、人生一度きり。しかも自分でやりたい事を決めることが出来る自営業。人生後悔したくないという気持ちもありました。
僕は福祉の経験はありません。だからこそできることがあるはず。
先述の通り、僕の周りには障害を抱えた方がいたわけでもなく、「福祉」とは遠い世界で生きてきました。
ですが、「だからこそ」できることもあると思っています。
・長らく業界にいたわけではないからこそ冷静に業界を外から俯瞰できる
・業界にいる人にとっては「当たり前」の言葉や仕組みをかみ砕いて説明できる
・コンピューター関係の知識を現場にご提案できる
・経験がないからこそ謙虚に傾聴し、柔軟な発想ができる など
障害福祉について思う事
障害福祉の世界は法改正などが繰り返されており複雑さが増しているのは事実だと思います。ですが、考え方によっては、それは国を挙げてどんどん良くしていこうという動きの表れだと思っています。
また障害者として認定される範囲も拡大されてきており、今までは「個性的」と取られていて、周りからの理解もなかなか得られなかった方についても、認定されることで何らかの支援を受けられるようになっているのは個人的に良い傾向だと思っています。
少なくとも「自分はダメな人間なんだ」と思う事が減って、「自分にできることを頑張ろう」と希望を持てる人が少しでも増えたら良いなと思っています。
そんな人が安心して、自分なりに輝ける場所が少しでも増えたら良いなと思います。

