秘密の会話がされている?!障害福祉送迎車の中での会話

福祉マークを付けた送迎車両を見かける事ありますよね?あの社内ではどのような会話がされているのか、ちょっと気になりませんか?障害福祉の送迎車での一幕をご紹介します。

こんにちは。
今回は皆さんが普段街を歩いていて見かける事もあるでしょう福祉車両の送迎車の中での出来事について
書いてみたいと思います。

送迎車について(障害福祉の場合)

僕は障害福祉の事業所サポートを行っている行政書士であり、且つ障害福祉の事業所で生活支援員もしています。
生活支援員の仕事の一つに利用者さんの送迎も含まれており、時々送迎車を運転することがあります。
生活支援員になるまでは送迎車はよく見かけるものの「中はどうなってるんだろう?」と時々疑問に思っていました。


まずは送迎車についてですが、実際送迎担当になってみて驚いたのは、思いのほか


「普通」です。


勿論、送迎対象者の方が車いすの場合は、専用のリフトなどを整備する必要がありますが、僕が行っている送迎は
7人乗りの乗用車で特に福祉用に改造されているわけでもなく、せいぜい福祉マークのマグネットが付いている程度でした。
これには若干拍子抜けしました。
ただ、足が不自由な方もおられるので、乗降用の踏み台や手すりを掴みやすくするなどの配慮はあったものの、いずれも
お手製であったり簡易的な踏み台を常備する程度で事足りました。


どんな人が乗ってるの?

僕が送迎している事業所は就労継続支援B型というサービスなので、比較的障害の程度が軽い方が多いものの、送迎となると
目が不自由な方もおられました。
乗車中に予想外の動きや暴れるといった方はいなかったので、送迎時はドライバー件、補助者のような役目もしており、
利用者様のご自宅に近づいたときの乗降介助(といっても目が不自由な方の手を引く程度)をしていました。


本来であればドライバーと補助者が同乗した方が安心だと思いますが、2人も人員が抜けてしまうのは事業所に残って
お仕事をしている利用者さんへのフォローが手薄になってしまう場合もありますし、実際は最少人数で回しているところが
多いと思います。


また、事業所の方針にも寄るかもしれませんが、利用者さんのご希望に沿って送迎を行っていたので、朝・昼・夕方の
少なくとも3回は送迎に行ってましたし、体調不良などを訴えて来て直ぐに帰宅を希望した場合も、当然ながら放置
するわけにはいかないので、とんぼ返りでご自宅にお送りすると言った事もありました。


どんな会話がされてるの?

では、肝心の送迎社内ではどんな会話がされているのか?ですが、僕が担当していた時は大体次のような会話が多かったです。


1.仕事の愚痴
2.職員、責任者への文句
3.ヘルパーさんがいつ来るか、どんな人なのか


やはり仕事の話が多かったですが、一番は愚痴であったり、文句が多かったです。
とは言え真剣に窮状を訴えているというよりは若干の不満を吐き出していると言った形で、翌日の作業などに深刻な影響を
残すような感じではなく、時に冗談を交えて笑いながら「密室だからこそ吐き出せる」といった感じでストレスを
発散しているように見えました。
特に責任者への文句はネタみたいになっていて、むしろ「責任者との信頼関係ができているんだな」と感心したほどです。


あくまで僕個人の話ですが、基本的に送迎中はこちらから会話を発することはあまりせず(運転中で危ないですしね)、
利用者さん同士で話すのを聞いているか、話掛けられたら答えるという感じで会話をしていました。


愚痴などは「ふんふん」と傾聴するにとどめて、職員としても職場環境を改善できることは改善するようと思っていましたし、
「今日の仕事はストレスが多かったんだな」「今日は力仕事があったから疲れてるのかな」と捉えていましたが、
文句となると若干異なります。


職員や責任者への文句も少なくありません。ある程度はこちら側としても反省しますが一番困るのは利用者同士の
文句になることです。
作業中は席を外すようにした方が良いのかななど、話を聞きながら頭の中でぐるぐる考えを巡らせます。


注意が必要なのは、文句の場合中途半端に賛同してしまうと「一緒に悪口言ってた」と、話がだいぶ誇張や
歪曲して事業所内に広まってしまいかねないという事です。


なるべく傾聴はしますが、文句や悪口には冷静に肯定も否定もせず、ただただ傾聴することに気をつけないと
雰囲気も悪くなってしまうので注意が必要です。


とは言え、意外と送迎車の中でも、ごく普通のサラリーマンが赤提灯の下で会社や上司の文句を言ってることと
あまり変わらない会話が繰り広げられているので、内容によっては一緒に笑ったりして楽しくドライブ(?)を
することも少なくありません。


今度、送迎車を見かけた時は「ストレス発散の会話でもしてるのかな?」など想像してみてください。
基本的に外に会話が漏れないように窓は締めてますけどね笑


では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。