
こんにちは。
今回は財産管理について書いてみたいと思います。
ご高齢の方や障害をお持ちの方で「1人だと心配なので財産管理などをやってほしい」という方は少なくありません。
とは言え後見制度を用いるとなると申し立てや家庭裁判所の審判を受けるなどハードルを感じる方も少なくないのが実情かと思います。お金もかかりますしね。
しっかり財産管理をするとなると、やはり法的な後ろ盾がある法定後見(もしくは監督人が付いた事で始まる任意後見)が一番確実かとは思いますが、ある程度判断能力はあるので自由に使いたい。でもどこか不安と言った場合に検討の余地があるのは「信託」と「日常生活自立支援事業」ではないかと思います。
信託は、家族信託や金融機関の信託、生命保険信託などありますが、身内だからこそ勝手に財産を使われてしまうというケースもアルカと思うので、そういった場合は家族信託ではなく、第三者が絡む金融機関や生命保険信託の方が安全かもしれません。
とは言え「本人」がOKを出してしまえば預金を引き出せるので、身内より唆されて…といったケースでは第三者を入れたほうが安心でしょう。
そういった場合、特に生命保険信託だと契約方法によっては毎月引き出せる額を一定額にすることができるようなので、詳しくは生命保険信託を取扱っている保険会社に問合せしてみると良いです。
また成年後見の前段階として「見守り契約」というのがあります。
こちらは主に任意後見契約を前提とした見守りとなり、基本的には毎月安否確認やお困りごとをお聞きする(場合によっては話し相手)程度が一般的かと思いますが、あくまで個人間の契約になるので見守りして欲しい内容は双方同意すれば財産管理も出来なくないと思いますが、万一親族間で関係が良くないなど、トラブルが予見される場合は後見制度を使ったほうが安心・確実かと思います。
その他として「日常生活自立支援事業」というものがあります。
こちらは社会福祉協議会が行っている制度で、こちらにも財産管理が含まれているケースがあります(自治体ごとに出来る事は異なる場合があるので、詳しくは各地域の社会福祉協議会に問い合わせしましょう)
ただ、こちらの場合財産管理をがっつりするというよりはお金の入出金のお手伝いという意味合いが強いように思うので、これまた財産管理をしっかりやってほしいというケース(先のようにトラブルが予見されるなど)は、やはり成年後見を視野に検討頂いた方が良いかもしれません。
「結局のところ、成年後見なの?」と言われそうですが、やはり大切な財産をしっかり守るという意味では第三者による法的な後ろ盾がある後見制度を利用するのが確実だとは思います。
基本的に後見人になってくれるのも弁護士さん、司法書士さん、社会福祉士さんはじめ、我々のような行政書士も増えてきていますので、こういった専門家に入ってもらうのが一番安心できると思います。
しかしながら、冒頭にも書いた通り「後見制度まではちょっと…。お金もないし」という方の場合、信託や日常生活自立支援事業も一つの手になるので検討の余地には入れても良いのかなと個人的に思っています。
財産管理となると非常にデリケートでプライバシーに奥深く入っていく事になるので、まずは自治体窓口や社会福祉協議会、我々のような士業などの専門家、トラブルが起きそうな場合は法テラスなどにご相談することをお勧めします。
物凄くざっくりした内容になりますが、財産管理についてのごくごく一般的な事を書いてみました。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。